■企業名
SB Telecom Europe Ltd.
■プロダクト/サービス
欧米企業向けのアジア市場進出支援事業
https://www.digitalmarketingforasia.com/
■プロジェクトの背景と課題
Digital Marketing for Asia(DMFA)はソフトバンクテレコムヨーロッパが立ち上げているサービスブランドで、英国はロンドンに、米国はLAに拠点を置き、2019年にYahoo! Japanの現地サポート業務を承継しました。欧米企業の日本・アジア市場進出をサポートするための「Yahoo! Japan業務委託」「広告代理店」によって順調に業績を伸ばしています。今後ソフトバンクグループの資産を活かして更なる事業成長を見据える中で、次のステージに向けて組織が掲げる「ビジョン・ミッション・バリュー」を新たにし、ブランド戦略に基づいた事業ロードマップを策定する必要がありました。
■支援概要
1.ビジョン・ミッション・バリューの策定
ソフトバンクグループが掲げる企業理念に準拠しながら、メンバーの皆さまの価値観や事業に対する想いをヒアリングし、DMFAブランドが目指す「ビジョン・ミッション・バリュー」を策定しました。
2.バリュープロポジションの策定
顧客情報や取引内容の分析を経て、顧客の属性や価値観、インサイトを整理し、DMFAが保有しているケイパビリティから競合優位性のあるバリュープロポジションを策定しました。
3.ブランド定義書の策定
「Yahoo! Japan業務委託」「広告代理店」としての顔を持つDMFAは、それぞれが異なる市場とターゲットを対象にしていました。両者のビジネスモデルの違いに基づき、定めた「ビジョン・ミッション・バリュー」を傘とした2つのブランド定義書を策定し、将来に向けてありたい姿を合意しました。
4.ブランドロードマップの策定
日本を含むアジア市場へ進出する企業をサポートするために、それぞれの市場環境や活用可能なDMFAブランドの資源を整理し、2030年を想定した中長期ロードマップと、足元のアクションを具体化した2023年度のロードマップを策定しました。
プロジェクトゴールと課題の整理
ビジョン・ミッション・バリューの策定(英語版)
DMFA企業サイト キービジュアル
■支援期間
2022年4月〜2022年7月(3.5ヶ月)
■支援体制
プロジェクト責任者:菅 恭一
ディレクター:川本 聡
マーケティングプロデューサー :広瀬 健太郎、小山 陽平
■クライアントからの一言
DMFA事業は海外クライアントに向けたYahoo! Japan Media repサービスに加え、PPC運用を中心とした広告代理店サービスの2つのビジネスモデルを展開し始め2年が経ち、中長期的な事業拡大を見据えDMFAのリブランディングの必要性を感じておりました。弊社はロンドンを拠点にしておりますが、日本市場でのデジタルマーケティングが主なサービスとなるため、日本のデジタルマーケティングを熟知しているパートナーとリブランディングプロジェクトを進めたいと考え、BICPさんのお力をお借りしました。素晴らしいファシリテートのおかげでDMFA事業のブランド戦略を改めて考え直し策定することが出来ました。
(Head of Digital Marketing Makiko Obrebski様)
2024年1月掲載